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#38 パーソナルトレーニングは高い?

パーソナルトレーナーのセッション料金は幅広いですが、フィットネスクラブの会社で勤務していた頃は、契約されていたトレーナーの1セッションの相場は4,000~6,000円程度でした。

それが高いか適正か安いかという話は、極端に言えばセッションを受けられるクライアントさんが判断することだと思います。まだ受けていないだとか、比較基準がないと判断出来ないとも言えますけど。

パーソナルトレーナーの立場で考えると、仕事ですから生活出来なければなりません。資格取得や継続、知識や技術を得る為の資金、交通費など、様々な経費を考慮に入れて考えておられる人が殆どだと思います。

「よりたくさんの人達に提供したい」と考えるのであれば、敷居を低くする(相場より安くするなど)必要があると思いますし、そもそもパーソナルトレーニングという形態を選択することが適切か、といったことも含めて考える必要があると思います。

グループレッスンとパーソナルトレーニングの両方を提供しているような方は、そういうことを両立しているとも言えるかも知れません。また、多くの会員さんに関わる為にトレーニングジムのスタッフとして働くことを選択する方もいると思います。

個人的に考えることは、前回の記事の題名に使いましたが、「選択肢は多いに越したことはない」と思います。この場合、選択する人は、専門家ではなくて対象者ということになります。個々の希望や経済状況などはそれぞれ違いますから、選択肢は多いに越したことはないということです。

超一流のパーソナルトレーナーがいたとしても、トレーニング指導を受けられる人は限られます。それが良い悪いという話ではなくて、指導を受けられるクライアントはその恩恵を受けられるわけですから、少数だからと言ってもそれはそれで成立しているわけです。

もちろん、より多くの人が恩恵を受ける為には、超一流のパーソナルトレーナーが多くいる必要がありますし、セッション料金は安い方が受けられる人も多くなるとも言えますが、それだと仕事として成立することが難しいといったバランスの問題もあります。ですから、やはり選択肢は多いに越したことはないと思います。

パーソナルトレーナーを例に書きましたが、これは病院などの「いわゆる」リハビリも同じことが言えると思います。退院後も継続して専門的なリハビリを受けたいという人や、実費でも良いから続けたいという人もいます。

様々な要因が関係するので簡単には言えませんが、対象者にとっては選択肢が存在すること、それがより多くあることは良いことだと言えると思います。もちろん適切な選択が出来ることがセットになるわけですが。

全ての人が経済的負担が少なく、質の高いものを受けられることが理想かも知れませんが、現実には「お金はあるけど選択肢がない」という人も存在します。見つからないだけというケースもあると思いますが、見つからないということは、選択肢が少ないからかも知れません。

同じ専門家や違う専門家が、時に連携してそれぞれの立場で活躍することは、対象者の選択肢を増やすことでもあると思います。倫理的ことなども含め、色々課題はあるにしても、もちろん私を含めて視野を広くして考える必要があると思います。