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#33 アンチエイジングについて

「アンチエイジング」という言葉は、健康や美容の話題で見かけるようになってから久しいですね。「アンチエイジング」という言葉を批判する人も多いと思います。個人的には好きな言葉ではありませんが、捉え方次第なのかも知れません。

時間という概念があるので、加齢は不可避とも言えます。そして生理的老化もまた不可避ですね。病的老化は避けられるかも知れませんし、仕方ないかも知れません。

老化の4原則とか、Streherの4原則と言われるものは、生理的老化の特徴として、「内在性(intrinsicality)」「普遍性(universality)」「進行性(progressiveness)」「有害性(deleteriousness)」の4つの原則を挙げています。

これらを強引にまとめると、老化はみんなにプログラミングされていて、それは不可逆的であり、生命維持にとって有害であると捉えることが出来ると思います。

一方、病的老化は、何らかの疾病やそれに伴う二次障害(廃用症候群など)によって起こる老化と言えます。栄養バランスの崩れや、運動不足、休養不足などが原因で起こる、心身の不調や体力の低下も、病的老化に含めることが出来るのかはわかりませんが、それらも老化を加速する要因であると言えます。

「加齢(aging)」は避けることは出来ません。ですから、「アンチエイジング」という言葉に違和感もありますが、恐らくは、「病的老化を防ぎましょう」と捉えれば、まだ分かりやすいかなと考えています。

生理的老化と病的老化を混同して考えると、「自然に逆らうのか」といったことになるかも知れませんが、「病的老化」は場合によっては防ぐことが出来るとも言えますから、「自然に逆らう」とは言えないと思います。「生理的老化を防ぐ研究」もされているようですが、これは少し話が違ってきますが。

良いか悪いかという話ではないですが、医療の発展などによって平均寿命が延び、年金受給年齢や定年退職年齢が上がっていくといったことを踏まえると、そういう時代に「適応」する必要が出てきます。

つまり、「自然に逆らう」のではなくて、「適応する」と考えることが出来ます。加齢に伴って身体機能は低下しますが、適切なトレーニングによって(栄養や休養などの他の要素が不可欠なのは前提として)、身体機能の維持・向上、もしくは低下の程度を緩やかにすることが出来るかも知れません。

「昔の人は~」と言っても、それは昔の話であって、「今の時代に如何にして適応するか」ということを考える必要があります。体力という面で考えた時には、各体力要素に対するトレーニングを行うことの意味を見出すことが出来ると思います。

「トレーニングすべき」という主張ではありませんが、「体力を維持・向上、もしくは低下の程度を緩やかにする」ことは有益であると考えています。ここでいう「トレーニング」は、=「レジスタンストレーニング」ではなく、レジスタンストレーニング「も」含まれています。

運動機能、認知機能、身体構造(例えば骨強度など)など、細かく分けるとキリがありませんが、「病的老化」を極力防ぐこと、その一躍を担うのが、各種トレーニングであると言えると思います。

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